周辺機器・デバイスレビュー

『HyperX Cloud Stinger』レビュー。 ―カジュアルゲーマーも手に取りやすいエントリーモデルのヘッドセット

dsc_1290000000000000000“Kingston Technology(キングストンテクノロジー)”から発売中のゲーミングヘッドセット『HyperX Cloud Stinger』をご提供頂きました、ありがとうございます!という事で今回も使用感などをご紹介させて頂きます。

『HyperX Cloud Stinger』は10月7日に発売され、11月初旬時点でAmazonでの発売価格は5980円です。価格で分かる通り、以前に発売されていたHyperX Cloudシリーズの“廉価版(エントリーモデル)”に当たる製品となっています。
hyperx-cloud-stinger-topimg1

【ヘッドフォン】
ドライバー: ネオジム磁石、ダイナミック50mm径
タイプ: サーカムオーラル、密閉型
周波数応答: 18Hz-23,000Hz
インピーダンス: 30 Ω
音圧レベル: 102 ± 3dBSPL/mW (1kHz時)
T.H.D.: 2%以下
入力電力: 定格 30mW、最大 500mW
重量: 275g
ケーブルの長さとタイプ: ヘッドセット (1.3m)、延長Y字ケーブル (1.7m)
接続方式: ヘッドセット – 3.5mmプラグ (4極)、延長ケーブル – 3.5mmステレオおよびマイクプラグ
 
【マイク】
方式: エレクトレットコンデンサーマイク
極性パターン: 単一指向性、ノイズキャンセリング
周波数応答: 50Hz~18,000Hz
感度: -40 ?dBV (0dB=1V/Pa、1kHz)

HyperX 公式サイト:http://www.hyperxgaming.com/jp/headsets/stinger/hx-hscs

ヘッドセットの中では非常に軽い重量

dsc_1259本体重量が275グラムとヘッドセットの中では軽い部類で、長時間のゲームに向いています。個人的に、ヘッドセットを選ぶ時に重量は優先度が高め。軽ければ軽いほどゲームに集中出来て、長時間のプレイに対応し易くなりゲームライフクオリティを向上させてくれます。

私は音質を重視するあまり、最近はずっと重めのヘッドセットを使っていました。重みによる頭痛には慣れましたが、長時間の使用が祟ってか肩こりが少々ひどくなってきた感じもあったので、今思うとゲームライフクオリティは余り良くなかったなーと思うようになりました。

音質は良好。高音域よりかは低音域がしっかり出ている

dsc_1254シャリシャリした耳に刺さる高音ではなく、伸びを少し抑えた感じの高音。個人的には高音よりも低音の響きの良さが強いかなと思いました。ゲーミングヘッドセットですが、このまま音楽鑑賞にも充分使用できるレベルだと感じます。

最も高いセールスポイントはやはりコストパフォーマンスに優れている点

dsc_0378ヘッドセットの商品は値段が高ければ高いほど機能が優れ、高品質になっていくと言うのが今までの業界の形態でしょう。1万円から2万円出せば、様々な機能が入手出来ました。それらを踏まえ、一定水準をクリアしたヘッドセットを廉価版として安く手に入れられる事はヘッドセット業界では革新的な事だと思います。

個人的な課題点

dsc_12241つ目は、本製品は以前の製品にあった、USB接続可能になるサウンドカードのような物がありません。なのでオンボード接続だと値段相応の音質になってしまうところです。ただ、自前でUSBやPCI接続できるサウンドカードがある人であれば問題なくなるかなと思います。(この製品は使わないUSB接続デバイスの金額分を安く仕上げてくれている気がします。)

2つ目は、ヘッドフォン部分が開放型と半開放型の間ぐらいで少し音漏れが発生する点。ヘッドフォンの音漏れをマイクが拾ってしまう事で、マイクの入力しきい値を設定できないskypeや他VCツールでは、自分で音量を設定しないといけなくなります。

しきい値を変更可能であれば多少音漏れしても、指向性のマイクなので自分の声のほうが大きければ問題なく対応可能なのですが、しきい値が変更不可だと自分が聞いてる音が相手に駄々漏れになってしまい、場合によっては問題かなぁと思いました。

まとめ

hyperx-cloud-stinger上記2点のネガティブ要素もありましたが、『HyperX Cloud Stinger』はPC以外にもCS機やスマートフォンで使用でき、価格帯もカジュアルゲーマーがギリギリ手を伸ばせる範囲内でしょう。音質に関してはこの価格帯でとてもよく頑張っているので「試しにデバイスデビューしてみたいんだけど…」という方に、ぜひ候補に入れてもらいたいエントリーモデルであります。

以下のHyperXシリーズも過去レビューさせて頂きました。
(リンク先は各レビューページです。)

ゲーミングSSD 『HyperX Savage SSD』

ゲーミングヘッドセット『HyperX Cloud Revolver
ゲーミングヘッドセット 『HyperX Cloudホワイト・エディション』
ゲーミングヘッドセット『HyperX Cloud II』

ゲーミングマウスパッド『HyperX Skyn Mouse Pad』
ゲーミングマウスパッド『HyperX FURY Pro』

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