周辺機器・デバイスレビュー

ゲーミングヘッドセット 『HyperX Cloudホワイト・エディション』 レビュー。


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メモリ製品で世界をリードするメモリメーカー「Kingston Technology」の事業部門であるHyperXが作り出すゲーミングヘッドセット『HyperX Cloudホワイト・エディション』をご提供いただきました。ありがとうございます!という事で、さっそくレビューさせていただこうかと思います。

なお今回レビューを書くにあたり友人のIron氏にもご協力いただきました。Iron氏ありがとん!

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ストレスなくゲームをしながら、対戦相手に打撃を与えます。HyperXR Cloud はスーパーソフトパッド入りヘッドバンド、低反発イヤークッション、レザーレットパッドカップで構成され、ゲームを快適にプレイできるほか、価格もお手頃です。プロのゲーマー向けに最適化された HyperX Cloud は Hi-Fi 再生が可能で、透き通った低域、中域、そして高域を豊かに再生し、さらに低音再生の増幅により、ゲームの世界に完全に浸ることができます。

  • 最高のオーディオ品質を提供する Hi-Fi 再生可能な 53mm 径ドライバーユニット
  • 周波数応答: 15~25,000Hz
  • 取り外し可能なマイク (音楽再生時は素早く簡単にプラグを抜き差しできます)
  • 耐久性と安定性に優れた強固なアルミニウム構造
  • スーパーソフトパッド入りレザーヘッドバンドと低反発イヤーカップが最高の快適性をもたらします
  • 密閉型イヤーパッドが低音再生の増幅と周囲ノイズのキャンセリングを行います
  • デスクトップパソコン、ノートパソコン、携帯電話、PlayStation 4、および航空機の各アダプターに対応し、互換性があります

その他詳細などは公式ホームページをご覧下さい。

各部レビュー

音質

同じく密閉型のゼンハイザー『G4MEZERO(PC350系統)』との比較になりますが、PC350がかなり高音の伸びを意識した音質なのに対し、高音の伸びをやや抑え低音もしっかりとブーストしている印象です。高音を抑えているとは言え、ゲーミングヘッドセットらしく強い高音はしっかりと拾う為、やや不自然な聞こえ方はありますが様々な音が飛び交うゲームではプラスと言えます。

ゲーム用途として比較すると、PC350の高音の伸びは無料系FPSやカウンターストライクなどの対戦時の「発生した足音を聞き逃さない」事に関しては強みがありますが、Cloudのマイルドな音質はどちらかと言うとバトルフィールドや最近のCoDシリーズ等の「凝った環境音や銃声の中から必要な音を聞き出す」プレイに向いている印象です。

付け心地

この手のヘッドセットは卸したての締め付けが強すぎることが多いのですが、Cloudは珍しく、使い始めた直後からストレスなく装着し続けることができました。重さ、締め付け、イヤーパッドの材質等、ストレスになる減点材料が一切見つかず、装着感にこだわりを感じます。強いて言うのならば、それほど頭が大きくない私でもヘットバンドをほぼ限界付近まで伸ばして使用しているので、もう少しヘッドバンドの調節幅が長くても良かったかもしれません。

マイク

マイクに関しては、比較対象がマイクの性能のかなり高いPC350系統と比べてしまうとやはりホワイトノイズが多少乗っていたり、低い声の場合発音がはっきり分かり辛いことがあるなど、多少見劣りする点はありますが、同価格帯のヘッドセットと比べると必要充分以上の性能は持っていると思います。

ゲーム配信等にそのまま使うと少々気になりそうですが、ゲーミングヘッドセットとしてはこのラインを満たしていれば問題は無いでしょう。また、マイクは簡単に取り外しが可能、角度を自由に変えられる等、流行もおさえています。

付属品等

最初に箱を開けたとき、正直付属品の多さに一番に驚きました。Cloudにはシンプルで小型なリモコンが付属で付いており、手元で音量変更、マイクミュート、プッシュトゥトークの操作が可能となっています。昔ROCCATのKAVEを使用していたときはリモコンの重量が重すぎて不便な思いをしたものですが、かなり軽量なのでぶら下げていても気にはなりません。

もちろんリモコンを絶対に間に挟む必要は無く。リモコンを取り外して接続もできますし、延長コードも付属しています。また、イヤーパッドはレザー生地、ベルベット生地の物が2種類同梱しており、好きなほうを選ぶことができます。その他には、マイクを外して使用する際の穴を塞ぐ蓋のようなモノ、スマートフォン用変換ケーブル、航空機用の変換アダプタまで同梱しているという手厚さです。

総評

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基本的に高水準にまとまっており、特に付け心地や、レザー、アルミ素材等を使用して耐久性とデザインを両立しているあたりに開発者のこだわりを感じました。価格はamazonで約12,000円程度でありながら、頑丈な布巻きケーブルや、取り外しマイク、選べるイヤーパッドなど、最近のヘッドセットにありそうなものはしっかりと抑えてあります。

G4MEZEROが約30,000円と考えると、かなり頑張っているのでは・・・?と思います。音の高低は低音をしっかり乗せつつ中音域までクリアに再生されているのですが、やや高音域が急に延びていると感じるところがあり、FPSで銃を撃ったときに若干やかましい感覚がありましたが、最近のゲームのダイナミックな環境音の表現に向いた調整かもしれません。

Kingston Technology社としては歴史の無い初ヘッドセットでありながら、しっかりとゲーマーの必要としている部分をおさえ、最初から高クオリティのものが出てきたことに驚きを感じています。基本的に私が選ぶデバイスは長い歴史のある信頼性が高いものを中心に構成し、基本的には「○○社がゲーミングデバイスに新たに参入」といった肩書きのデバイスは当分熟すまで手を出してこなかったのですが、見る目が変わるほどのクオリティを持ったオススメできる製品だと思いました。

HyperX Cloud ヘッドセット 公式ページ
http://www.kingston.com/jp/hyperx/cloud

 

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