殺人鬼1人と生存者4人に分かれて、鬼ごっこ的な対戦を繰り広げる非対称マルチプレイホラー『Dead by Daylight』を購入してみました。

簡単にルールを説明すると、殺人鬼は1人で4人の生存者プレイヤーを2人以上倒す事が出来れば実質勝ち、生存者側も2人以上とにかく生きて脱出できれば実質勝ち、というルール。殺人鬼側も生存者側も、全滅させるor全員脱出しないと負けといった部分はないので、白黒はっきり勝敗がわかれないゲームスタイルになっています。

生存者は何するの？

生存者達は脱出口のシャッターをあけるため、マップに存在する「発電機」を5個以上作動させなければいけません。全部の発電機をつけて脱出できればもらえる経験値も増えます。修理中、ランダムでQTEが発生するので地味に気がぬけない場面ですね。
殺人鬼にダウンさせられ、とらえられた生存者は生きている間なら救出する事が可能です。捕らえられた直前、ダウンさせられた直前の味方は赤くハイライトされます。
捕らえられた味方を助けにいくの図。ただし殺人鬼も、助けにきた生存者を狩るために近くに潜んでいる場合があるので慎重に…。殺人鬼が近くにいると自分の心音がなり続けるので、吊るされた人の近くでずっとなるようだったら一旦は離れた方がいいかも。
捕らえられた味方はひとまず置いといて（非道）発電機を修理しにいく図。上記に書いた「捕らえた生存者の近くで待ち伏せしている殺人気」がいた場合はかなり有効な手段。ただ味方を助けた方が、ゲーム終了時にもらえる経験値がかなりアップするので出来れば最後は助けたほうがいいですね。もちろん助けられる状況ならですが…。
発電機を5個以上起動させると脱出口のシャッターを開けることができます。脱出口はマップ端にランダムで2つ出現します。倒れた味方を助けにいくか、さっさと一人で逃げるか、う～んどうしようかと悩んでいる図。結局どうしたかは…ふふふ…（暗黒微笑）
上記の脱出口の他、「非常ハッチ」からも脱出する事が可能です。非常ハッチは発電機を稼動させていなくても脱出できるルートですが、条件があり「生存者側が3人以下にならないとマップに出現しない」「発電機が残り3個にならないと開かない」などの条件があります。

ただし、マップ上で生き残った最後の1人になった場合は無条件でハッチが出現します。他、アイテムでハッチの鍵を持っている場合は最初からハッチ脱出が可能です。（ただしアイテム出現率は限りなく低いとの情報）3人が脱出口から先に逃げたあと、残った一人は非常ハッチから脱出、という方法もできますね。

殺人鬼は何するの？

殺人鬼側は発電機の位置など、常に表示されているのでこれらを目安に生存者の居場所を探し、狩っていきます。実際プレイしてみると、意外と難しい…。殺人鬼の方が足は早いんですが、窓枠の乗り越えなどは生存者の方が早いので建物おいかけっこになった場合はちょっと不利かも。
とはいっても、2発殴れば生存者はダウン状態になるので、こうなったら後は煮るなり焼くなりお好きなように…。ちなみにこのゲーム、殺人鬼にも生存者にもレベルアップ要素があって、レベルをあげていくといろいろな能力を覚える事が出来ます。1発でダウン状態にするスキルや武器もあります。
生存者を吊るしたら「新しい生存者を狩りにいく」「助けにきた生存者を狩る」「吊るした生存者が倒れるまで見守る（確実に一人倒す）」か、いろんな選択肢があってなかなか楽しい。こういった場合、助けにくる他の生存者が多いので待ち伏せ戦法をする事が多いのですが、待ち伏せしてるなと他の生存者に悟られると一気に近寄ってこなくなり、発電機を解除されに行ってしまう事も多いです。こういった駆け引き部分がこのゲームの面白いところでもありますね。

たまった経験値で生存者、殺人鬼の能力アップグレードも可能

殺人鬼、生存者それぞれ経験値をためてスキルを覚えたりできます。生存者キャラの特性は固有パーク以外はないので、気に入った固有パーク持ちの生存者を選べばいいかなと。後々、固有パークを違うキャラにも出現させるようなパークなどもあるので、何を選んでも大丈夫かと思います。ざっと簡単に生存者の固有パーク特徴を書くと

◆ジェイク・パーク（メガネなしの男性）
負傷時のうめき声を減少させたり、ツールキットなしで吊るし代の解体が可能になるパークを持つ

◆ドワイト・フェアフィールド（メガネの男性）
自分の近くにいる味方の修理速度や治療速度がアップするパークを持つ

◆メグ・トーマス（白人女性）
走る速度を上昇させたり脱出口が開くとダウン状態でも瞬時回復できるパークを持つ

◆クローデット・モレル（黒人女性）
治療速度の上昇や、救急キット無しで自分の治療が可能になるパークを持つ

大体こんな感じ。
殺人鬼側にも固有パークはあるんですが、見てる限りそこまで「これ必須やろ！」的な固有パークがないため、好きな殺人鬼を選んでいいかと思います。殺人鬼の種類は「トラッパー（罠を設置できる殺人鬼）」「チェーンソー（そのまんまチェーンソー使う殺人鬼）」「レイス（ステルスできる殺人鬼）」がいます。

一言で表現するとホラー感のある『ケイドロ（ドロケイ）』ゲーム

ざっと簡単に書いてみましたが、なかなか緊張感のあるケイドロ（ドロケイ）風ホラーゲームだなといった印象を受けました。個人的には殺人鬼側よりも生存者側でプレイしている方が楽しいです。ただプレイ時間が増えてゲームになれてくると、普通に発電機を修理して普通に脱出するだけだと少し面白みにかけてくる瞬間などが残念ながらあります。

このゲーム、生存者側は逃げる事が本来の目的となるわけですが、私としては「高得点を狙って脱出したいから殺人鬼をおちょくって逃げる」とか、いかにも助けに行ったら死ぬだろうな～という状況の中「みんなでアイツ助けに行ってみようぜｗｗｗ」みたいなノリを楽しむとか、そういった違った部分での遊び方も楽しめる方であれば、最高に楽しい部類のゲームになるかと思います。

まぁ飽きがくる時もあるとはいえ、発売価格が約2,000円という時点で購入して損は無いレベル。今後は無料アップデートやDLCも予定しているみたいなので、コミュニティが盛り上がっているうちに新規購入者が増えるといいな～と思います。