PCゲームを配信していると、その配信を見た方がPCゲームに興味を持って下さるようになる事が増えてきてとても嬉しい半面「PCでゲームしてみたいんだけど、どんなPC買えばいいの?」とか色々ゲーミングPCの事についてよく聞かれるようになりました。
という事で、今回は初心者の方に向けた「ゲーミングPCの選び方」記事です。選ぶ基準とか構成とか、私自身の経験などを踏まえて書いていますので、良くも悪くも私基準でのオススメ構成とかになっている点はご了承下さい。ちゃんとしたPCの性能だとか、パーツの役割だとかを調べたい方はgoogle先生に聞きましょう(・∀・)
スペックとかよくわからないよ!って人はメーカーが販売しているゲーミングPCを選ぼう
ある程度パーツの事がわかるのなら自作もありなのですが、まったくの初心者の方に自作はオススメできないので、ここは大人しくメーカーが出しているゲーミングPCを買いましょう。
メーカー側では大抵「ゲーム推奨パソコン」を用意してくれています。遊びたいゲームがある程度決まっていて、そのゲームの推奨PCが販売されているのならそれを買っておけばまず問題ありません。
そしてある程度パーツをBTOする事も可能です。「BTOってなんぞや?」な方へ簡単に説明すると、用意されているパーツをカスタマイズして注文する事が出来る事ですね。たとえば標準搭載されているメモリ8GBを16GBにグレードアップして注文!とかできちゃいます。
どのメーカーのゲーミングPCがいいの?
- ドスパラのゲーミングPC 『ガレリア』 (ここ数年のゲーミングPCシェアNo.1)
- マウスコンピュータのゲーミングPC 『G-Tune』 (コスパ良し。カスタマイズも豊富。)
- ツクモのゲーミングPC 『G-GEAR』 (最新パーツの導入が早く。価格も安め。)
- DELLのゲーミングPC 『Alienware』 (高性能を追求した高級ゲーミングPC)
よく聞くゲームPCブランドといえば上記のメーカーさんでしょうか。一応メーカーさん毎にも特徴があるので、それらを踏まえて「予算」「求めているスペック」「フィーリング」などを考慮して決めるのが手っ取り早いかもしれません。メーカー毎に使っているPCケースのデザインなどもガラっと変わってくるので、見た目にもこだわる人はいろいろチェックした方がいいですね。
「オススメはどこ?」と聞かれるとすごく迷うのですが、個人的には「G-Tune」がオススメです。なぜかと言われると、私が今使っているゲーミングPCがG-TuneさんでBTOしたやつなので…えへへ。2年前に購入したPCですが、壊れたり不具合を起こしたことは今のところ1度もありません。(お掃除とかはちゃんとしてますよ!)
ゲーミングPCで注目するパーツってどこ?
初めてゲーミングPCを買おうとしている方にすれば、「BTOするにもどのパーツをどのぐらいの性能にすれば快適になるのかわからない…」だとか「スペックがどれも同じに見えて、どれを選べばいいかわからない…」という方がいるかと思います。(私がそうでした。)
とりあえず私がPCでゲームをするために「最低限ここはチェックしたパーツ部分」を記載しておきます。
■ 電源
人間で言う心臓部分。大雑把に言うと各パーツに電力を供給する部分です。ここが弱いと最悪PCが壊れるなど恐ろしい事になるので、出来れば評判のいい物を使いたいですね。どのぐらいのW数があればいいの?については、PCスペックによるので何ともいえませんが、ミドルスペックなら500Wあれば安泰な事が多いです。
ハイスペック希望だったりグラフィックボードをSLIしたい(消費電力はもちろん挿した分だけ増える)などの場合、700W~ぐらいはあった方が安心かも。
■ CPU
人間で言う脳の部分、PC全体の処理を行うパーツです。CPUの性能が高ければ、PCの処理能力も高くなります。今の主流だと「Core i7」とか「Core i5」ですね。ここが弱いと、グラフィックボードの性能を上手く引き出せない事もあります。コスパ重視、ゲームだけが目的ならばCore i5で充分です。
ゲームしながら「ちょっと動画撮ってみたいな~」とか「配信してみたいな~」という事が起こりそうな人はCore i7を選んだ方がいいです。CPU性能がいいと動画編集・エンコード作業などが早くて楽チンです。
■ グラフィックボード(グラボ/VGA)
PCでゲームを遊ぶ場合、このグラフィックボードがない場合は最悪ゲームが動かない事が多々あります。3Dグラフィックを表示するためには必要不可欠ですね。
お金に糸目はつけないぜ!な方は最新の高性能グラボを選んでおけば超快適に最高画質設定でゲームができる事でしょう。…でもさすがにGeForce GTX TITAN Blackとか約140,000円もするので、これを買える方は現状少ないような気もします(笑)下手すりゃこのお金でゲーミングPC買えるやん!みたいな。
とりあえずの目安として、2014年版・クラス別Geforceグラボを少しだけ載せておきます。数が多いため、省いてる物も多々あるのでご了承ください。(Radeon系はあまり詳しくないので外しています><)
安価・低性能 ― ミドルクラス>ハイクラス>ハイエンド(1)>ハイエンド(2) ― 高価・高性能
【ミドルクラス】
Geforce GTX 650
■推奨環境以上のPCゲームタイトル。
(Call of Duty 4、バイオハザード5、BFBC2、Sid Meier’s Civilization V等)
【ハイクラス】
Geforce GTX 750 Ti
Geforce GTX 650 Ti
■推奨環境以上のPCゲームタイトル。
(Phantasy Star Online 2(高設定)、Just Cause 2等)
【ハイエンド(1)】
Geforce GTX 770
Geforce GTX 680
Geforce GTX 670
■推奨環境以上のPCゲームタイトル。
(COD:BO2、Battlefield 3、Skyrim、Titanfall等)
【ハイエンド(2)】
GeForce GTX TITAN Black(GTX TITANのフルスペックモデル)
Geforce GTX 780 Ti(GTX TITANの上位モデル)
Geforce GTX 780
■推奨環境以上のPCゲームタイトル。
(CoD:Ghosts、Battlefield 4、Crysis3(高設定) 等)
【必須グラボの例】
Minecraftで「影MOD」を導入したい場合は「GTX680クラス」が必要。影Modを導入しないなら「GTX650クラス」で充分です。
BF4をプレイしたい場合、最低でも「GTX660」、快適プレイには「GTX670」、最高設定では「GTX780」が必要とされています。
Titanfallを最高画質でプレイするには、開発曰く「GTX770でFPS60安定」との事。最高画質にこだわらない(低~中画質)でもいいなら、「GTX650」でもプレイは可能です。
とりあえず適当にゲームが出来るPCを選んで!
私が購入したG-Tuneさんを例にクラス別ゲーミングPCのご紹介。ゲーム推奨パソコンによっては特別ゲーム内アイテムがオマケとしてついてくるPCなどもあるので、一度公式HPでじっくり検索してみるのもオススメです。画像に記載しているスペックは基本スペックです。BTOでパーツを個別にグレードアップする事も可能です。(画像クリックでPC紹介ページにジャンプ。)
【ミドルクラス】予算は出来るだけ安く、ある程度はこれでゲーム出来ちゃいます。
予算を出来るだけおさえたい人は「NEXTGEAR-MICRO im550BA4のブロンズモデル」をそのまま購入でOKかなと思います。OSに関して、カスタマイズでWin8か7か選べますがWin7で動くゲームは大抵Win8でも動くので、「使い慣れているUIで操作したい」とかの理由がないのであればWin8で問題ないかと思います。
このスペックだと大抵の無料ゲームや高度な処理を必要としないゲームなどは快適に遊べるスペックですね。ただCPUがCore i3なので、一部のゲームだと重くなる可能性があります。ちなみに私は昔Core i3、メモリ4GB、GTX460でPC版CoD:BOやMW3をプレイしていましたが、低画質~中画質までなら通常プレイは可能でした。さすがに高画質設定は厳しかったです。(配信しながらだとまともに動けませんでした。)
ケースの仕様上、拡張スロット(PCI Express)の空きがビデオカード直下を除くと1つしかありません。サウンドカードだったりキャプチャーボードなど、周辺機器を複数取りつけたい物がある人は注意が必要かもしれません。
【ハイクラス】予算は出来れば安くしたい、でもゲームもしっかり遊びたい。
現在G-Tuneさんが人気ゲーム配信番組「裏・顔TV」の配信用機材をスポンサードしているらしく、そのモデルの「裏・顔TV 2000万人突破記念モデル NEXTGEAR-MICRO」が発売されています。シルバーモデルでもCPU/グラボ/メモリ/電源のバランスも良く、消費税抜きでですがギリギリ10万円を切るスペックなのも魅力的。
最近発売されたゲームも最高画質などにこだわらない限りは問題なくプレイ可能だと思います。ただし上のミドルクラスと同じくケースの仕様上、PCI Expressの拡張性がそれほど高くない点があります。
【ハイエンド】予算はそこそこ、PCゲームのプレイ動画を撮ったり配信もしてみたい。
私が使っているモデルの新しい版ですね。GTX770を標準搭載した「NEXTGEAR i630GA5-W7-SKY ゴールドモデル」だと最近のゲームでほとんどの物が高画質設定で快適にプレイ可能です。CPUがCore i7なので動画編集などの重たい処理(エンコード等)もサクサクこなせますし、メモリも16GBあるので快適です。(逆にゲームしかしないのならメモリは8GBあれば現状だと事足ります。)
私はこの基本スペックから、もともと用意されているハードディスクに「SSD(120GB)」をプラスしました。動画を撮る予定の方は、動画保存先のSSDなりHDDなりを別途用意しておくと便利ですよ!とアドバイス。私はシステムのインストール先にSSD、動画やゲームのインストール先をHDDでわけています。PCゲームの動画サイズは圧縮方法にもよりますが大きくなる事が多いので、1つだと多分足りなくなってきます。
スカイリム推奨モデルから購入すると、G-Tuneと東プレがコラボして作った「Realforce 108B-MP」を安く購入できるカスタマイズ設定があります。(単品売りもしています。)
【超ハイエンド】予算とか関係ねぇ!な人用。
ハイエンド・カスタムモデル「NEXTGEAR i840PA4-SP」
私のスペックは53万です。(迫真)
以上、目安として載せてみたので参考程度に。実質HD画質でPCゲームの動画を撮りたいだとか配信したい!となると最低でもハイクラスレベルのスペックがないと快適にゲームがプレイできなかったり動画編集に時間がかかったりする可能性があります。
「ひとまずゲームだけしたい!」のならばミドルクラスでもいろんなPCゲームは充分プレイ可能です。ただ快適さも求めるのなら、ミドルよりもハイクラスレベルを選んだほうが無難。「ゲームの動画撮りたい!配信したい!」という方はハイエンドレベルをオススメしておきます。
※ちなみにPS3やXbox360のゲーム動画を作ったり配信したいなどの場合はキャプチャーボードの性能等にもよりますがミドルクラス、ハイクラスのPCスペックでも大丈夫だったりします。(快適性を求めるならハイクラス以上のPC推奨ですね。)
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