CODやBF、GTAなどの大作シリーズ続編も発売されて盛り上がっている秋冬ですが、これらをプレイしつつ10月に発売された『BEYOND: Two Souls』ものんびりプレイしております。
霊体とコンタクトが出来る不思議な力を持って生まれた少女ジョディ・ホームズの波乱万丈な人生を体験していく、まるで映画のようなゲーム、というか本当に映画祭にこのゲームが出品されたという。すごいですね!
主人公ジョディ役にハリウッド俳優の“エレン・ペイジ”、研究者のネイサン役に“ウィレム・デフォー”がモーションキャプチャーを用いて実演しており、プレイ中はゲームなのにどこかリアルな臨場感と描写に惹きつけられて、画面から目を離す暇がありませんでした。
二つの魂が生きた、15年の物語。
不思議な能力を持った「ジョディ・ホームズ」の人生を描いた、成長の物語。プレイヤーは彼女と、彼女だけがコンタクト出来る霊体「エイデン」の数奇な運命を辿り、その鮮烈な人生を体感することになる。ゲームがもたらす感情体験は、新たなレベルに到達する。
・ハリウッド俳優エレン・ペイジ、ウィレム・デフォーの本格演技を最新技術で完全再現。
・圧倒的なグラフィッククオリティで描かれる壮大なストーリーを直感的な操作でプレイすることで、これまでにない没入感が生まれ、キャラクターとプレイヤーの感情は同化する。
・「日本ゲーム大賞2010」ゲームデザイナーズ大賞 受賞『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』を手がけた「Quantic Dream」最新作。
公式ページ:http://www.jp.playstation.com/scej/title/beyond/
『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』を手がけた「Quantic Dream」の最新作である今作品は、生まれた時から特殊な力を持った少女の半生を描いていく物語。いつもそばにいる見えない存在の「エイデン」と共に、ジョディの半生を体験していくのですが、物語はザッピング風に進んでいくので、幼少期のジョディからいきなりCIAに入隊したジョディの姿をみることになったり、かと思えば次はいきなりホームレスになっていたり!なかなか波乱万丈な生き方をしている模様…。
基本的にジョディを動かす時はTPS視点、エイデンを動かす時はFPS視点になります。ジョディを動かした際に起こるアクション要素などはほとんどQTE(クイックタイムイベント)で行われます。ただこのゲームはゲームオーバーという概念はないので、コマンド入力に失敗してもやり直しを要求される事はありません。
やり直しはありませんが、起こした行動に対しての結末は多少かわります。列車の中で警察から逃げるシーンがあったのですが、QTEに成功すればそのまま警察を振り切って列車の外へ逃げきって次のシーンに行くのですが、QTEに失敗して捕まってしまうと、警察に捕まったシーンからスタートします。こうやって少し展開が変わる要素は面白いですね。
霊体のエイデンになってジョディをサポートする時はFPS視点(エイデン視点)になります。エイデンで物を動かしたり壊したり、他人に乗り移って操ったりできます。他人に乗り移って操るのが何気に楽しい(笑)
霊体のエイデンはジョディが生まれた時から一緒にいる存在。幼少期の頃のジョディは、エイデンに対して「怖い」だの「イジワルするから嫌い」だの、色々な感情をエイデンにぶつけます。実際エイデンも、ジョディが幼少期の頃は勝手に物を操ってジョディや他人にちょっかいをかけたりするシーンがあるので、霊体ながらもエイデン自身にも感情はあるみたいです。
でもジョディが「眠れないから楽しい話をして」とエイデンにお願いすると、エイデンは物を操って、楽しい劇をジョディに見せてあげたりします。エイデンなんて嫌い!と言いながらも、ジョディとエイデンの絆は生まれた時から既に存在してるんだなと垣間見る事が出来ます。
思春期の頃のジョディ。パンク少女!
研究者“ネイサン・ドーキンス”はジョディの育ての親でもある。
エイデンのおかげ(?)か、不思議な力を持った少女ということでジョディは研究対象として、ずっと研究施設で過ごしています。政府の特別研究施設「D.P.A」で「あちら側の世界=インフラワールド」に関して研究している教授“ネイサン・ドーキンス”が、ジョディの持つ能力を調査する事に。幼少期の頃からジョディと接しているため研究者でもあり、ジョディの育ての親でもある存在です。ジョディを心配するシーンも多く見る事ができます。
自殺するか思いとどまるか迷うジョディ。個人的にとても衝撃的なシーンでした。
ホームレス時代、食べ物もお金もないジョディを見て、エイデンが手助け。さてどうしよう…?
上でも少し書きましたが、自分が起こした行動に対して結末が変わるゲームなので、選択肢によってストーリーが分岐していくマルチエンディング&マルチストーリーとなっています。実際私はこのシーンでお金を取らなかったのですが、取っていたらどうなっていたんだろう…と気になっています。
「もしあの時こうしていたら、どうなっていたんだろう?」と考える事が多くなるゲームですね。
ジョディと彼女だけに見えるエイデンの物語は、プレイしていてとても惹きつけられてしまいます。ジョディとエイデンがいろんな人間に出会い、別れ、そしてこの2人が成長していく「人生」の物語を体感し終わった後は、なんだか自分の心が、いろんな感情で揺さぶられてしまいました。
個人的にはプレイしてみて、とてもよかったゲームです!最近シナリオ重視のアドベンチャーゲームをほとんど遊んでいなかったので、とても新鮮な感覚でプレイできました。余談ですが、HEAVY RAINの評価もとても高いので、今度はこっちもプレイしてみようかと計画中です(・∀・)
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