核戦争による荒廃した世界を描くサバイバルホラーFPS「Metro Last Light」をもそもそっとプレイしております。Metro Last Lightは、ロシアの作家ドミトリー・グルホフスキー氏の小説を原作とした「Metro2033」シリーズの2作品目となるゲームです。
今作は前作のMetro2033の続編でストーリーが繋がっています。今作がMetroシリーズ初プレイという方でも楽しめる作りにはなっていますが、遊んだ事のない方は少しだけ予習をしておいた方がより一層ストーリーを楽しめるかと思います(・∀・)
核戦争により荒廃した地上は、放射能汚染により誕生したミュータントの世界へと変貌、生き残った人々は地下で暮らす事を強いられていた。
かつて、主人公のアルチョムと仲間達は、新種のミュータント「ダークワン」を壊滅させる事に成功した。しかし前作で旅を共にしたカーンが「ダークワンの生き残りがいる事」を示唆していた。アルチョムはカーンと共にレンジャー司令部へ赴き、ダークワンの保護を進言するが……。
プラットフォーム: PC/PS3/Xbox 360
海外発売日: 2013年5月14日
国内発売日: 2013年夏(PS3/Xbox 360版) レーティング: M
海外公式(英語)
http://enterthemetro.com/
日本公式(スパイク・チュンソフト)
http://www.spike-chunsoft.co.jp/enterthemetro/
■前作のストーリーおさらい
21世紀初頭(ゲーム版では西暦2013年)に全世界規模の核戦争が勃発。この戦争が原因で地上は放射性物質に汚染され、生き残った人間達は地下で暮らす事を余儀なくされる。
最終戦争後のモスクワの地下世界を舞台に、地下鉄駅で暮らす青年「アルチョム」が故郷を救うため、放射能汚染により登場したミュータントの襲撃を潜り抜け、遠く離れた地下都市に助けを求め旅に出る―。
ざっと前作のストーリーを書き出してみましたが、今作も前作にひき続いてアルチョムさんが主人公。前作でミュータントの「ダークワン」を倒したアルチョムと仲間達でしたが、前作で旅を共にしたカーンがダークワンの生き残りがいることを発見したという報告で物語は始まります。
ダークワンはミュータントの中で知能を持っていて、前作だとアルチョムに語りかけてきたりと少し謎のミュータントといった感じです。(こいつ直接脳内に・・・!的な精神汚染をしてくる。)
アルチョムは精神攻撃の影響を受けないキャラなので、ダークワンとコミュニケーションをとれる可能性があると踏んだカーンは、ダークワンとの和解を模索するのですが、レンジャー司令部(警察の役割を担う職)と意見が対立してしまう事に・・・。
廃墟好きな私としては、荒廃した世界観も気に入りましたが、ゲーム内のストーリーもとても面白くプレイしているとどんどんゲームの中にひきこまれていきました。没入感がすごい!
モスクワの地下深くに作られた地下鉄を舞台にしているので、一つ一つの駅が都市として機能している姿は「実際地上が汚染されて地下鉄で暮らす事になったらこんな感じになりそうだなー」と実際には体験していないのに、妙にリアルな感覚で受け入れられるのがとても面白い。
ミュータントと戦闘。地上で行動するにはガスマスクが必須アイテム。5分毎にフィルター交換しないと放射能に汚染されてしまうので、散歩するだけで緊張感があります。攻撃を受けすぎるとマスクのガラスにヒビが入るので怖いw
クモの巣にひっかかると移動速度が遅くなるけど、そこはライターでヒャッハー!と燃やしながら進む事でスムーズに進めるようになります。こういう細かい作りは遊んでいて楽しい(・∀・)武器は道中拾った物なのですが、ガスボンベみたいな物が取り付けられていて、これでミュータントを撃つと燃えてくれるのでとても重宝しています。
敵はミュータントだけではなく、人と人が戦う場面も多いです。ストーリーを進めると、生き残るためにはいろいろな条件や状況と戦わなくてはならないんだな、としみじみ感じる事もあります。
今作にも「カルマシステム」が採用されており、良い事をするとカルマが上昇し、悪いことをするとカルマが下降する仕組みになっています。カルマの上限により、エンディングの内容が少し変わる(分岐する)作りになっています。(命乞いしてくる敵を見逃してあげたり、道中で兵士達が喋っている話を最後まで聞いたりするとカルマが上昇します。)
ミッションも出来るだけ人を殺さずに、気絶させていくだけのプレイやステルスプレイをする事が可能なので、今のところステルスプレイで進めています。というか、人対人のミッションだとゲームの作りがどうもステルスプレイ推奨のようなステージ作りになっているので、皆殺ししていく方が難易度が高かったりします。序盤だと弾薬もそんなにないしね・・・。
敵気絶させちゃったけど自分の体は暗闇に入ってるからセーフ!バレてない!
唯一残念なのが敵AIの頭の悪さ。ステルスプレイ推奨なのか、暗い場所にいると本当にバレにくい。にくいを通り越して「これはバレなアカンやろ・・・!」と敵AIに思わず大阪弁でつっこみたくなるようなシーンを多々目撃する事になるかと思います。暗闇の中だと平気で敵の真横を通り抜けられちゃうんですよね。この辺もうちょっと難しくしてくれてよかったかも・・・。
ガスマスクもボロボロだけど助かったお!
ステルスプレイはちょっとガッカリする場面もありますが、ミュータントとの戦闘は緊張感もあるし、敵兵を皆殺しにする勢いで銃撃戦をしかけると敵の応援兵士が登場して地味にステージの難易度が上がって難しくなるのは面白いですね。武器につけられるアタッチメントもカスタマイズが出来るし、投げナイフもあるしで、意外とFPSゲームしています。(投げナイフの基準に突っ込みはナシの方向で。)
がっつり銃を撃つFPSゲームがしたい!とかマルチプレイもしたい!という方にはあまり向かないゲームですが、ほどよく銃がうてればいい、それよりも雰囲気が大事!終末的なストーリー大好き!という方にはとてもオススメ出来るゲームかなと思います。
なんだか雰囲気ゲーと言うとクソゲー臭がしないでもない語呂ですが、このMetro Last Lightに限ってはかなりの褒め言葉。世界観がとてもよく作りこまれているので、ゲームを進めているとノンストップで地下メトロの世界観に引き込まれていく感覚が味わえます。気がつけばなんだかんだでハマってるんですよね、不思議!
私は英語版をエキサイト翻訳しながらプレイしていますが、ローカライズまでしばらく待てるよーって方は日本語版が出るまで待つのもアリかなと思います。ゲーム内では道中アルチョムの書いた日記的な物も読めるし、敵兵士のちょっとした会話にも見所があったりするので、日本語版の方がよりメトロの世界観を楽しめるかもです(・∀・)
『メトロ リダックス』は「メトロ2033」と「メトロ ラストライト」が、次世代機向けに最新・最高バージョンの4A Engineを使用して再構築され1本になった決定版です。10時間以上の追加要素と新機能搭載で次世代機に登場!
最先端のグラフィックはもちろん、ゲームプレイの改善やプレイボリューム10時間にも及ぶ追加コンテンツ、新モードや新機能の搭載など、シリーズ初体験の方のみならずファンの方も再度楽しめる決定版となっております。
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